太陽光発電の資料公開

太陽からくる光は、光線の中でも比較的波長の短い可視光線が中心だ。
そして、これによって暖められた地表からは、波長の長い赤外線を放出する。ところで、温室効果ガスは、波長の長い赤外線を吸収する性質を持っている。

つまり、地表から放出される赤外線を吸収するのだ。これらのガスは、地表から放出される赤外線をいったん吸収したあと、また四方八方に放出する。
当然、地表に向けても放出する。このため、地表の温度が上がり、それにともなって平均気温が上がるのである。
温室効果ガスは水蒸気、二酸化炭素、メタンなど天然にも存在する。一方、人間が出す温室効果ガスは、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、フロンなどである。
地球温暖化によって、海面が上昇することが知られている。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告によれば、過去100年の間に、気温は0.3度〜0.6度上昇した。
たった0.3度かと言ってはいけない。これだけ気温が上がっただけで、海面は10〜25センチも上昇したという。
海面が上昇するのは、気温が高くなるのにともなって水温も高くなり、海水が膨張するのと、南極の氷が溶けて、海水の量そのものが増えるためである。温暖化と海面の上昇は、日本でも観測されている。
気象庁の観測によれば、平均気温はこの100年の間に約0.9度上昇した。一方、海面については、環境庁の委託で地球温暖化問題検討委員会というところが調べている。
それによると、北日本から中部にかけては一年間に1.5ミリから1.8ミリ上昇し、西日本では逆に一年間に1ミリ程度下降しているという。さらに、砂浜の浸食が問題になっている。

日本では過去70年間に125平方キロの砂浜が浸食された。浸食は今なお続いている。
IPCC第一次報告によると、今後、温室効果ガスの排出抑制がほとんど行なわれない場合は、大気中の温室効果ガスの濃度は2025年に今の約2倍になり、21世紀末には4倍に増えるだろうという。そうなると来世紀末、気温は約3度上がり、海面は65センチ上昇すると予測されている。
これを防ぐには、二酸化炭素の排出量を今よりも60%から80%、メタンの排出量を15%から20%減らす必要があるという。温暖化が進むとどんな影響があるのだろうか。
海面が上昇すれば、低い土地は浸水してしまうことは、誰でも気がつくだろう。沿岸部では洪水や高潮の影響も受けやすくなる。
世界中で高潮の被害を受けやすい人口は、現在でも約4600万人と言われているが、海面が今よりも仮に50センチ上昇したとすると、高潮の被害を受けやすい人口は約9200万人に増えると予測されている。これらは、世界の人口が現在の水準だと仮定しての話で、実際は人口が増えていくわけだから、高潮の被害を受けやすい人の数はもっと増えることになる。
IPCCは、最悪の場合は21世紀末には海面が今よりも約1メートル上昇すると見ている。仮にそうなった場合、高潮の被害を受けやすい人口は、人口増加を考えなくても1億1800万人となる。
1メートルも上昇すると、マーシャル諸島の一部では、国土の8割が海に沈んでしまうところさえある。今でさえ常に洪水の被害に見舞われているバングラデシュでは、国土の5分の1近くが海面下に沈んでしまうことになる。

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